書名 | 中山間地域と農業・農村問題-中山間地域調査10年の到達と課題- |
著者 | 農政調査委員会 編 |
出版 | 農政調査委員会 |
出版年次 | 2000年3月 |
版号 | |
総ページ数 | |
サイズ | 縦 21 |
資料種別 | 省内刊行物 |
和洋 | 和書 |
言語 | 日本語 |
カテゴリ | 農村調査 |
目次
- 表紙・他
- 目次
- 第1章 1990年代・中山間地域農業研究の軌跡 (守友裕一) p.1
- 1.はじめに p.1
- 2.年度ごとにみた調査研究内容 p.2
- 3.内容に即してみた調査研究の推移 p.12
- 4.おわりに p.14
- 第2章 営農集団と第三セクターとの地域重層的な担い手システムの意義と限界 (柏 雅之) p.17
- 1.はじめに-課題と構成- p.17
- 2.「集落営農」の限界と中核的担い手確保のための新たな模索 p.17
- (1)中山間地域における「集落営農」の意義の限界 p.17
- (2)新たなコア部分確保の模索とその限界 -島根県津和野町「農事組合法人さんぶ市」における中核農家の組織内誘導・定着化方式- p.19
- (3)集落営農における中核的担い手部分成立の困難さ p.22
- 3.第三セクターによる農地管理の限界と「問題の原点回帰」 -集落営農との地域分担関係構築路線とその限界- p.22
- (1)集落営農の限界と直接耕作型第三セクターの登場 p.22
- (2)基幹作業部門の担い手としての第三セクターの限界 p.24
- (3)隘路打開のための二つの路線 p.25
- (4)第三セクターと集落営農との地域分担関係構築問題 -集落営農育成への回帰- p.26
- 1)第三セクターを「最後の受け皿」ならしめる存立条件の模索 p.26
- 2)「財団法人頓原町農業公社」と集落営農との地域分担関係構築問題 p.27
- 3)迫られる「最初の受け皿」としての集落営農育成 p.28
- 4)集落営農との地域分担関係構築の限界 p.29
- 4.隘路打開の選択肢としての担い手創出問題 p.30
- (1)隘路打開の選択肢 p.30
- (2)第三セクター「株式会社大豊ゆとりファーム」の限界とインキュベーション構想 p.31
- 1)「公的支援法人」による直接耕作の実態 p.31
- 2)第三セクターの限界と「地域還元型インキュベーション」構想 p.32
- 5.おわりに-私的担い手と第三セクターとの地域分担関係構築の可能性と成立条件- p.33
- 第3章 自治体出資型法人による農地管理の実態と課題 -自治体出資・民営化方式としての「有限会社八幡平地域経営公社」の事例- (柏 雅之) p.37
- 1.はじめに p.37
- 2.秋田県鹿角市における自治体出資「地域経営公社」の理念と実態 p.38
- (1)鹿角市における新たな水田管理の担い手創出構想 p.38
- (2)「有限会社八幡平地域経営公社」の様態 p.39
- (3)地域経営公社の理念と現実との乖離 p.41
- 3.おわりに-今後の分析課題- p.43
- 第4章 中山間地域における土地改良区の現状と課題 (安藤光義) p.44
- 1.はじめに-問題の所在- p.44
- 2.中山間地域における土地改良区の現状 -全土連アンケート調査結果の分析- p.45
- (1)中山間地域における土地改良区の特徴 p.46
- (2)中山間地域土地改良区の事業内容・工事内容と財務状況 p.49
- (3)中山間地域土地改良区の農地管理問題 p.54
- (4)小括 p.56
- 3.小規模・水路維持管理土地改良区の実態 -竹田市内の土地改良区を対象に- p.57
- (1)竹田市の概要 p.58
- (2)竹田市内の土地改良区の概要 p.58
- (3)土地改良区が抱える問題点 p.61
- (4)地区除外問題に直面する土地改良区の実態 -土地改良区のヒアリング調査結果- p.64
- 4.おわりに-若干の課題の提起- p.66
- 第5章 中山間地域における地域と農業の継承-人口問題と「担い手」問題- (池本良教) p.72
- 1.社会構造の変化と社会的支援-はじめにかえて p.72
- (1)人口変動と「担い手」問題 p.72
- (2)人口維持対策と社会的支援 p.72
- (3)本稿の課題 p.73
- 2.石見町における地域問題 p.73
- (1)「農工併進」の産業対策 p.73
- (2)人口高齢化と農業の継承 p.74
- (3)「集落営農」の取り組みと継承 p.74
- (4)新たな問題と対応 p.75
- 3.安住と新規就農対策 p.76
- (1)「ハーブ留学」 p.76
- (2)新規就農策への展開 p.76
- (3)人口増加の可能性の地域間格差 p.77
- 4.F自治会における世帯と地域の後継問題 p.77
- (1)世帯と人口の変化 p.77
- (2)世帯構成の変化 p.78
- (3)地域と農業の維持への期待 p.79
- 5.自治会における地域と農業継承の取り組み p.80
- (1)「石見町集落営農確立事業」 p.80
- (2)小規模H集落の「H営農集団組合」 p.80
- (3)F集落「F営農受託組合」の動き p.81
- (4)集落の継続性と集落営農の再編 p.82
- 6.集落への支援の困難性と可能性 p.83
- (1)町単助成事業の期待 p.83
- (2)支援の補完 p.84
- 7.中山間地域における人口問題と対策-おわりにかえて- p.85
- (1)高齢者農業の諸問題 p.85
- (2)集落と農業継承のブランク p.86
- (3)農村集落における世帯・人口構成の変化と地域農業の担い手問題 p.87
- (4)「担い手」対策 p.88
- (5)中山間集落の多様な現状と多面的活動支援 p.89
- 第6章 都市と農村の交流からみた中山間地域政策の展開:交流から協働へ (小川全夫) p.91
- 1.なぜ中山間地域では「都市と農村の交流」が施策の中に取り込まれたか p.91
- (1)中山間地域の特性 p.91
- (2)中山間地域の特性を生かした地域活性化としての「都市と農村の交流」 p.92
- (3)先行形態としての「都市と農村の交流」から発展形態へ p.93
- 2.いかに「都市と農村の交流」は国・県の政策の中に取り込まれたか p.94
- 3.「都市と農村の交流」は中山間地域振興をプログラム化させたか p.97
- (1)中山間地域における「都市と農村の交流」事業の現状 p.97
- (2)中山間地域における都市と農村交流事業の取り組みにみる行政支援手法の変化 p.101
- (3)現状における「都市と農村の交流」に対する評価と期待 p.107
- 4.今後の方向としての「都市と農村の交流」支援手法 p.114